年末・年始の穴場旅行先

1. 国内:混雑を回避して「静か」に過ごす穴場

有名な温泉地や観光地は予約が埋まりやすく混雑しますが、少し視点をずらすと快適に過ごせます。

  • 四万温泉(群馬県): 草津や伊香保に隠れがちですが、1954年に「国民保養温泉地第1号」に指定された名湯です。静かな温泉街で、落ち着いた年越しをしたい方に最適です。
  • 肘折温泉(山形県): 豪雪地帯の山間に位置する湯治場。アクセスは少し大変ですが、その分観光客が少なく、雪に包まれた木造建築の宿で過ごす時間はまさに「秘境の年越し」です。
  • 房総半島(千葉県・南房総): 夏がメインのエリアですが、冬は意外と空いています。温暖な気候で過ごしやすく、野島崎などは日本でも有数の「朝日と夕日が両方見える」初日の出スポットとして穴場です。
  • 佐賀県(武雄・嬉野): 九州の中でも、別府や由布院に比べると落ち着いて過ごせます。日本三大美肌の湯として知られ、温泉宿でゆっくりと佐賀牛を楽しむ贅沢なプランが組めます。

2. 海外:近場で「コスパ」良く過ごす穴場

円安の影響もあり、2025-2026年は「体験の質」が高い近場のアジアや、あえて王道を外した都市が狙い目です。

  • パタヤ(タイ): バンコクから車で1.5時間。バンコクの喧騒を避けつつ、ビーチリゾートで華やかなカウントダウン花火を楽しめます。バンコク経由でアクセスしやすいため、旅慣れていない方にもおすすめです。
  • ランカウイ島(マレーシア): 島全体がユネスコ世界ジオパークに指定されているリゾート。開発が制限されているため自然が豊かで、家族連れやカップルでのんびり過ごすには最高の穴場です。
  • 宜蘭(台湾): 台北からバスで1時間ほど。台湾有数の温泉地でありながら、日本人観光客にはまだそれほど知られていません。地元の夜市やネギ料理を楽しみながら、台湾流の年越しが体験できます。

3. 都市部:あえて「オフィス街」のホテルを狙う

意外な穴場なのが、東京、大阪、名古屋などのビジネス街です。

  • 都心の高級ホテル: 年末年始は出張客がいなくなるため、オフィス街のホテルは稼働率が下がることがあります。レストランの予約も比較的取りやすく、「おこもり正月」として都心のラグジュアリーホテルで贅沢に過ごすのは、賢い選択肢の一つです。

今から間に合う年末年始の旅行先

1. 国内:予約が取りやすい「意外な盲点」

有名な温泉地(箱根、熱海など)はほぼ満室ですが、以下のエリアは宿泊施設数が多いため、直前でも空室が見つかりやすいです。

  • 都心のライフスタイルホテル(東京・大阪・名古屋): 年末年始はビジネス客がいなくなるため、オフィス街(丸の内、大手町、本町など)のホテルは直前でも予約できるケースが多いです。少し贅沢な「ホカンス(ホテル+バカンス)」として、豪華な朝食やスパを楽しむ過ごし方がおすすめです。
  • 千葉・南房総エリア: 「冬の海」は敬遠されがちですが、実は南房総は温暖で、12月末から花摘みが始まるなど一足早い春を感じられます。オーシャンビューの大型ホテルなら、今からでも空きが出るタイミングです。
  • いわき・双葉(福島県): 太平洋に面しており、東北の中でも積雪が少なく晴天率が高いエリアです。大型レジャー施設(ハワイアンズ等)周辺を除けば、静かな温泉宿や民宿にまだ空きがある可能性があります。

2. 海外:ノービザ・近場・LCC狙い

今からの予約で現実的なのは、**「ビザ不要」かつ「フライト時間が短い」**アジア圏です。

  • 韓国・釜山(プサン): ソウルに比べてホテル代が抑えめで、今からでもLCC(格安航空券)の残席が見つかりやすい穴場です。冬のフグ料理やデジクッパなど、温かいグルメが充実しています。
  • 台湾・宜蘭(イーラン): 台北からバスで1時間ほど。日本人に人気の台北市内が満室でも、温泉地である宜蘭なら空室が見つかることがあります。ローカルな夜市で賑やかに年越しを楽しめます。
  • ベトナム・ダナン: 近年ホテル供給が急増したため、直前でも高級リゾートに手が届く価格で泊まれることがあります。雨季の終わりかけで少し涼しいですが、街歩きには最適な気候です。

3. 直前予約を成功させるコツ

  • 「キャンセル拾い」を狙う: 宿泊の3日前〜前日は、キャンセル料が発生する直前で「一気に空室が出る」タイミングです。旅行サイトをこまめにチェックしてみてください。
  • 「JR・航空券+宿泊」のセットプラン: 宿単体で探すより、旅行会社の「ダイナミックパッケージ」で探すと、交通手段とセットで確保されている枠が見つかることがあります。

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