東大和市は東京都の北部に位置する住宅都市で、武蔵村山市、東村山市、小平市、立川市に囲まれています。面積は約13.5平方キロメートルと、東京26市の中では比較的小規模な市となっています。
地形的な特徴として、市の北部には狭山丘陵の一部が広がっており、豊かな自然環境を有しています。特に都立東大和公園は、武蔵野の面影を残す貴重な緑地として知られ、市民の憩いの場となっています。また、空堀川が市の中央部を流れ、水辺の景観を形成しています。
歴史的には、奈良・平安時代から人々の暮らしが営まれていた地域で、江戸時代には農村として発展しました。市名の由来となった「大和」は、古くからこの地域で使われていた地名です。戦後、1970年に市制を施行し、現在の東大和市となりました。
交通面では、西武拝島線が市の中央部を東西に走り、市内には東大和市駅、八坂駅、上北台駅の3駅があります。また、多摩モノレールの上北台駅も設置されており、立川方面へのアクセスが便利です。
産業については、かつては農業が盛んでしたが、現在は住宅都市としての性格が強くなっています。ただし、市の南部には工業地域があり、中小企業を中心とした製造業も展開されています。特筆すべき施設として、日立製作所の研究所があり、先端技術の研究開発が行われています。
教育環境も充実しており、市内には都立東大和高校をはじめとする教育機関が整備されています。また、東大和市立郷土博物館では、地域の歴史や文化に関する展示が行われ、市民の学習の場となっています。
近年は、高齢化や人口減少への対応が課題となっていますが、緑豊かな環境と便利な交通アクセスを活かしながら、住みやすいまちづくりが進められています。特に、狭山丘陵の自然を活かした環境保全や、コミュニティの活性化に力を入れています。